パテック フィリップ

Space 34,755 sq ft

Type Luxury Retail

Location 1 Rockefeller Plaza

誉れ高い超高級時計ブランド、パテック フィリップに協力することになりました。同社がニューヨークの拠点を拡張するなかで現在のスペースが手狭になっていた時のことです。同社は、残余期間がまだ2年半ある現行リース契約の解約を交渉する必要性、そして社の特定的な技術的ニーズと卓越性と同意語でもあるブランド・アイデンティティの両方に沿ったより大きなスペースを確保する必要性に直面していました。

チャレンジ

パテック フィリップの課題は、ブランドの企業の顔となるにふさわしいクォリティの高い建物の中に、カスタマイズした空気清浄システムを完備した最新式の修理施設を新設し、それと同時にオフィス施設をアップグレード、現代化すること、しかもこれらすべてを、修理施設に過剰に大枚をはたいたり、一方の用途に意味を成しても他方の用途には意味を成さない建物に一つの機能を入居させる羽目になったりせずに、実現することでした。さらに現行の賃借義務を解除する交渉も必要でした。

ソリューション

修理施設を一つの建物にオフィスを別の建物に二分することも含め、複数の物件と選択肢を考慮、45 Rockefeller Plazaのスペースを特定しました。このスペースは、半分はロックフェラーセンターのスケートリンクとセント・パトリック大聖堂に面し(明らかに表の顔であり)、残りの半分は表より価値が大幅に低いストリート側に面しているという、不可能と言っても過言のない掘り出し物でした。

当社は、ロックフェラーセンターのチーム、パテック フィリップの建築家とエンジニアと密接に協力し合い、パテック フィリップのビジョンと要件に合致した特定的な設定を達成することができました。これには、独立した(建物のシステムとは別個に)HVAC・空気浄化システム(腕時計の点検修理エリアの粉塵ダスト・微粒子の除去率を少なくとも90%とする)を設置するために同建物と市の歴史建造物保存委員会の両方から承認を得ることも含まれていました。さらに、 4基の重い大型金庫を支えられるように床面を補強して床耐荷重量を増強することも関与しました。

スペースの顔となる「表」部分については、630 Fifth Avenueの秀麗なデザインの新しいフロアからスケートリンクを見渡す威風堂々とした様は、文句のつけようがありません。パテック フィリップが必要とした全事項の交渉は、ぎりぎりになって追加された共通通路のバスルーム設置を含め、文字どおり取引の署名日当日まで継続しました。当社は、最終的には、同社を現行の賃借義務から解除する積極的で有利な条件を交渉したうえ、[?ヶ月]分[TH1] の賃料免除と当初の予想を大幅に上回るTI(テナント改善)パッケージなど、市場平均以上のコンセッションを達成した新規取引の締結に成功しました。

この取引の全詳細を網羅すると完了までに1年超を費やしたことになりますが、究極的に, パテック フィリップは、非常に稀有な掘り出し物を探し当て、ジェームズ・ボンドのQの研究室を思い起こさせる点検修理エリアとブランド・アイデンティティに合致する顔を提示する表のエリアを手に入れました。


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